028 AQUA創刊30号

 すどう美術館ニュース「AQUA」が創刊され、この号が記念すべき30号になりました。
 平成19年7月に銀座から今の地に美術館を移し、5年半になりますので、不定期でありますが、隔月に一回はみなさまにお届けしてきていることになります。
 A4一枚の裏表だけの紙面ですが、美術館の考えやいろいろな情報をお伝えするとともに、お読みいただくみなさまからの思いや意見などをお載せしています。他に類をみないユニークな紙面づくりに、幸い多くの方から楽しく読んでいるとご好評をいただいているのはうれしいことです。
 このAQUAの編集および紙面づくりは、すどう美術館の支援者で、ビオラ奏者の徳沢姫代さんが全面的に関わってくれています。改めてお礼を申しあげたいと思います。紙面は抜群のセンスでいろいろなところでいろいろな工夫がされておりますが、紙面のどこかに、毎回、俳句が数句隠されているのがおわかりでしょうか。姫代、希古、大介、東変木などの俳号が見えてきます。
余興ですがこれまでの俳句の中から私がいいなと思った句そっとご紹介します。

内側の森の透ける蟇(ひきがえる) 姫代
がん告知上海蟹の寡黙かな 大介
雲の峰大切なものがそこにある 東変木
豆腐屋の隣は肉屋秋の雲 希古

さて、AQUAの紙面をさらに充実させていくためには、すどう美術館の活動そのものをもっと充実させていくことだと思いを新たにしています。
本年も引続き皆さまのご支援、ご協力をいただきたく、どうぞよろしくお願いたします。

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