031 楽しいワークショップ

 本年7月、多くの方のご協力を得て、昨年に続き岩手県の大槌町に行き、大震災で大きな被害を受けられた方々に少しでも心を癒していただければとの思いで、展覧会やコンサート、そしてワークショップを行うこととしている。
そのワークショップだが、今年は何をやるか、作家の皆さんが中心となり、美術館の中で2回にわたり打合せと実習が行なわれた。
油絵での作品作りや、ビーズによる首輪、腕輪を作るのは継続することとし、新しい出し物がとても興味深い。
一つは粘土を使ってのクリームパフェ。ペットボトルを輪切りにして容器にし、色とりどりの粘土を使って作られたクリームパフェは本当に食べられそう。
二つ目はフェルトアート フェルトを使っての小物作り。スポンジを台にし、そのうえにフエルトを置いて、錐のようなもので突付き、かわいい動物や、素敵なペンダントを作る。魔法のよう。
三つ目はオイルパステルによる誰もが絵描きさんになれる画面作り。100円ショップで買った額付。
それに、作家による似顔絵描き。そっくりな顔が描いてもらえると思う。
そして何よりも実習している作家たちの夢中になっている姿がたまらなく面白かった。
これなら、現地での本番では参加の皆さんに受けること請け合い。その時が楽しみである。


すどう美術館 館長 須藤一郎



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