ごあいさつ

サラリーマンであった私が1982年、46歳の時に伊豆の池田20世紀美術館で出会ったのが菅創吉の作品です。最初はこれまで見てきた絵とは異質で、戸惑いを感じていましたが、見ているうちに意識が変わり、その魅力に惹きこまれてしまいました。
そして、その場で1点購入してしまったのです。それがきっかけとなり、菅作品を集め、他の画家の作品まで手を伸ばすようになってしまいました。
その後、菅創吉作品のPRをずっと続けてきましたが、1996年、町田の自宅美術館で行った「いのちのつぶやきが聞こえる-菅創吉-展」がNHKの日曜美術館で40分取り上げられた時は、終了後、全国から2,000人を超す来館者があり、パニック状態であったことなどもあります。
このたび、ギャラリーNEW新九郎の木下泰徳様からお声をかけていただき、菅創吉展が実現できましたこと、たいへんうれしく、多くの皆さまにその真髄をご覧いただければと思います。
すどう美術館 須藤一郎
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