すどう美術館が目指すこと

日本はまだ美術に対する関心が薄く、特に現代美術についてはわかりにくいものと決めてしまっている人も多いのが現状です。
しかしアートは「心の糧」であり、人間が豊かに生きてゆくうえでなくてはならないものです。すどう美術館は、絵画の素晴らしさをたくさんの人に伝えたいと考えて美術活動を行っています。
若い作家の公募展「若き画家たちからのメッセージ展」の開催や、国内外のすぐれた作家の紹介など、いろいろな企画も行っています。
また日本の作家を広く世界の舞台で活躍できるようサポートしていきます。

すどう美術館の誕生

館長の須藤一郎は、名も知らなかった画家菅創吉の作品に出会い深い感動を覚え、菅創吉の作品を1点購入したのをきっかけに絵を収集するようになりました。そして、集めた絵を自分たちでながめているだけでなく、もっとたくさんの人に見てもらいたいという思いから、平成2年秋、東京郊外にある自宅を開放し、収集した作品を見ていただく「すどう美術館」を開館しました。
通称「世界一小さい美術館」の誕生です。そこでは、色々な企画展を開催したり講演会や講座を設けたりと、活動してきました。
平成10年3月、すどう美術館は銀座に拠点を移し、大小2つのスペースで毎週新しい展覧会を行い、館外へも出前美術館や海外のアートフェア出展などに活動の場を広げ、たくさんの出会いに恵まれました。
そして平成19年7月、銀座の活動10年の節目に小田原市に移転し、新たな観点から活動を続けています。

すどう美術館 Gallery SUDOH

世界一小さい美術館ものがたり

自宅開放から銀座へ。「すどう美術館」の十年を振り返り、館長が綴った初めてのエッセイ集です。

『月刊美術』2001年4月号より抜粋
「すどう美術館」館長の初めてのエッセイ。平凡なサラリーマンであった著者が、偶然出会った一枚の絵によって人生を大きく変え、美術へとのめりこんでいく。
コレクションを展示した自宅を「すどう美術館」として開放したのが、10年前。3年前には銀座に同名のギャラリーを開館。美術館で体験した苦労や感慨を散りばめる、やさしく書かれた文化論。無題の作品に苦慮したことや、余りにも難解すぎる評論家の文章など、誰もが感じる美術の非常識にもやわらかな言葉で疑問を投げかける。

「すどう美術館ものがたりDVD」も好評発売中!
銀座10年目の節目に制作したDVDです。これまでの歩みと様々な活動をご覧いただけます。
一部3,000円(送料無料)。電話・FAX・メールにてお申し込みください。