西湘地区 アーティスト イン レジデンス 開催レポート
第一回西湘地区アーティスト イン レジデンス ARIOは、11月7日から18日、国内外から集まった12名のアーティストが小田原城内で作品を制作し、交流を重ねながら12日間をともに過ごし、最終日、展覧会のオープニングとともに修了式を行い、全スケジュールを完了しました。
アーティストたちは、小田原の土地から様々なインスピレーションを受けて作品を制作しました。制作の公開や、小学校、小田原城内でのワークショップも行い、たくさんの人々がアーティストと交流し、アートを楽しみました。
制作公開中に、小田原市の加藤市長もアーティストの皆さん一人一人とお話をされました。
その他に取材も多く、ラジオ、新聞などで、小田原市で初めての試みであるレジデンスの様子が紹介されました。
海外のアーティストは、全員が日本初体験でした。日本の文化を紹介しながら、わたしたちも日本を再発見することが多々あり、お互いに刺激を受けあう日々でした。
制作風景(小田原城内のアトリエ)
制作現場公開(制作中のアーティストと話す来場者)
小学校でのワークショップ
海外アーティストも一緒に和食を楽しんだ夜
修了パーティー
EXHIBITION ARIO
レジデンスで制作した作品展 EXHIBITION ARIO は、清閑亭と南足柄市文化会館で展示をしました。
清閑亭では、伝統的な和の建築空間と現代美術作品のエネルギーが共存した展覧会となり、たいへん好評でした。
南足柄市文化会館では、招待アーティスト12名の作品をひとつの空間で展示したことで、レジデンス中の雰囲気を感じられるような空間になりました。
また、南足柄小学校で行なったワークショップでアーティスト達と6年生全員が一緒に制作した作品も展示し、参加した小学生達がもう一度、完成作品を鑑賞する機会も得られました。
清閑亭
南足柄市文化会館
概要
西湘地区 アーティスト イン レジデンスは、小田原に国内外からアーティストが集まり、交流をしながら作品を制作することを通じて、アーティスト自身の経験を豊かにすることと同時に、地域の人々との交流をはかり、アートの普及へとつながることを目的として行なわれます。
たくさんの豊かな作品が生まれ、制作現場の公開やワークショップなど、多くの人がアートを楽しめる機会となることを期待しています。
- 期間
- 2011年11月7日(月)~18日(金)
- 場所
- 小田原城内 常磐木門、郷土文化館
アーティストの制作現場を公開
11月9日(水)~14日(月)14時~17時の間、小田原城内の常盤木門と郷土文化館で公開。
- 招待アーティスト
- <国内作家>
朝比奈 賢
高柳 麻美子
たきの たかき
野口 節子
ノモト ヒロシ
横井山 泰
<海外作家>
Ana Alvarez (スペイン)
Matteo Boato (イタリア)
Klemen Brun (スロベニア)
Heidemarie Kohlmaier (オーストリア)
Jesse Magee (アメリカ)
Katharina Morth (オーストリア) - ワークショップ
- 「間伐deアート」
いろいろな色や形の間伐材ブロックを好きな形に組み合わせて、みんなで作品を作ります。誰でも気軽に楽しめるワークショップです。
11月13日(日)13:00~16:00
小田原城ミューゼ前特設テント 参加費無料
監修 佐部利 典彦 - 展覧会
- 清閑亭
11月18日(金)~12月4日(日)11:00~16:00 火曜休館
小田原市南町1-5-73 Tel 0465-22-2834
南足柄市文化会館
12月7日(水)~12月11日(日)9:00~17:00 (最終日~16:00)
南足柄市関本415-1 TEL:0465-73-5111 - 主催
- 西湘地区アーティストインレジデンス実行委員会
(小田原市、南足柄市、すどう美術館)