日本-スロベニア 現代美術交流展

少し馴染みがないのではと思われるが、スロベニアは1991年に旧ユーゴスラビアから独立した国(人口2,000万人)で、アルプスの南端に位置し、風光明媚でヨーロッパ人にはたいへん人気のある保養・観光地である。
 美術にも関心が高く、すどう美術館では同地のワイナリー数か所が共同運営している「アーティスト・イン・レジデンス(現地滞在でのアート作品制作)」に、2009年からアーティストの派遣依頼を受け、毎年1人、年によっては複数の作家をお送りしてきている。
なお、私が代表となり立ち上げた「アーティスト・イン・レジデンス実行委員会」では、日本でのレジデンスをこれまで3回、国内外のアーティストを招待し行ってきており、その中にスロベニアのアーティストも含まれている。  ところで昨年は先方の要請もあり、いろいろな美術活動をしている朝比奈賢さんのほか、6名もの作家をお送りした。
朝比奈さんは「大磯アートハウス」の名で自宅の開放もしているが、住居は海外赴任中の外交官のお宅を借りており、「縁は異なもの」で驚くのは、その大家さんである外交官、牧野由明さんが、なんとスロベニアの大使館に現在勤務中であったことである。
そんな縁がもととなり、スロベニア・ブルダ市でのレジデンス終了後、日本大使館の主催で首都リュブリャナにおいて日本人アーティストの展覧会が開催された。
それがきっかけとなり、日本、スロベニアの美術の交流の動きが高まり、朝比奈さんが中心となり、本年(2017年)11月21日から12月6日まで、日本人、スロベニア人各6名のアーティストによる交流展がスロベニアのリュブリャナで行われることになり、すでに日本人アーティストの選任もすんでいる。
次回は日本での交流展が予定されているが、相互での継続実施をすることにより、美術を通して両国の理解が深まり、一般市民との交流も図られるだいじなプロジェクトであり、すどう美術館でもできるだけの協力をさせていただきたいと考えている。

すどう美術館 館長 須藤一郎

(協賛のお願い)
・このプロジェクトは、両方の国の多くの団体や個人の方の協力、協賛により、進められていますが、資金的にはなお、皆さまのお力を必要としております。
ご協賛いただければ幸いです。

個人協賛
一口5,000円 
企業団体
一口50,000円(それ以下でも歓迎)

 ゆうちょ銀行 [記号]10910 [番号]13029581
        [名義]湘南アートベース海外交流実行委員会

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