過去の展覧会 2022年 

第7回 すどう美術館収蔵作品展

会期
2022年9月18日(日)~24日(土)
時間
11:00~16:00
出展作家
猪熊弦一郎 窪田真規 クミ・コーフ 田口雅巳 舩坂芳助 松山修平 他

◎9月19日(月・祝)

 14:00~ 作品解説 すどう美術館館長 須藤一郎 
 15:00~ 落語  立川流真打 立川志らら
          (木戸銭1000円 要予約 定員30名)

    「館長の独り言」その26 「ぎゃらりー ぜん」での収蔵作品展

 
 
 

第22回小田原もあ展  新しいストーリーの始まり

会期
2022年3月26日(土)~4月10日(日)
 ※3月28日(月)のみ休館
時間
平日9時~21時、土日祝9時~18時 (図書館の開館時間に準ずる)
最終日のみ16時まで
場所
小田原駅東口図書館 多目的スペース
ミナカ小田原6F(小田原市栄町1-1-15)
展示・講演共に入場無料
主催
ものづくり・デザイン・アート 後援:小田原市
特別講演会
「小田原木工芸×現代アート」-1000年の歴史、次の1000年に向けて
3月27日(日)14:00~15 :30 露木清勝・須藤一郎
要予約 3月10日(木) 9:00~小田原駅東口図書館にて予約開始
℡ 0465-20-5577

 
 
 

「小田原もあ」展の開催

すどう美術館 館長 須藤一郎

第22回「小田原もあ」展が3月26日から小田原駅東口図書館(ミナカ小田原六階)で開催されます。
 「小田原もあ」展は2010年に小田原市の「無尽蔵プロジェクト」の一つとして誕生したもので、「もあ」の「も」と「あ」はものづくりとアートの頭文字をとっており、小田原の寄木細工、木工、鋳金などの工芸作家とすどう美術館の現代アート作家とのコラボ展です。
 発足後の10年余、工芸作家は伝統に安住せず、現代アートの新しい面を作品の中に取り入れ、アートの作家は「温故知新」の考えに添い、寄木の廃材を絵の中に取り入れたり、鋳金とのコラボのアート作品を作ったりとお互いに交流しあい、刺激しあって、新しい作品が作られてきてきました。
 他に市民との交流を図る目的で、両者のメンバーによるワークショップなどもたくさん行われました。
 今回の統一テーマはこれまでの「のび行く予感」「三次元の蟻は垣根を超える」を経て、「新しいストーリーの始まり」に決まりました。
 昨年、同図書館で10周年を振り返り、「小田原もあ10周年アーカイブ展」のテーマで展覧会を行いましたので、これからまた未来に向けて躍動していくという意味が込められたもので、リーダーの鋳金の柏木照之さん、アートの朝比奈賢さんの下、工芸とアートの作家17人が参加されます。
 どんな作品が並べられるのか興味津々です。ぜひ多くの皆さんにご覧いただき、楽しんでいただければうれしいです。
 私は工芸を含むアートについて、「アートは心のごはん」と表現し、人間の精神的な面でなくてはならないものと皆さんに伝え来ていますが、同じく本も「心のごはん」なのです。小田原東口図書館のご厚意により、「小田原もあ」が図書館という会場で行えることで、本の好きな人がアートに関心を持ち、アートを好む人も本に関心を寄せる機会となり、相乗効果を挙げていくことができるわけで、とても素晴らしい企画だと思っています。
 関連して今回は図書館側から「赤い鳥小鳥」(北原白秋)のテーマをいただき、「もあ」のメンバーはそれをイメージした10㎝角の作品を作り、あわせて展示する、また「私の推薦する図書」との名称でメンバーそれぞれが推薦する本が図書館内一角に展示されるという面白い試みも行われます。
なお、会期2日目の3月27日、「1000年の歴史、次の1000年に向けて」というテーマで工芸側の寄木の大家、露木清勝さんと現代アート側の私との講演会が予定されております。乞うご期待というところです。 (2022年2月)
                          

展覧会の様子をYouTubeでご覧いただけます。
【落合館バージョン】
https://youtu.be/0jzsx4qvowU
【丹沢湖記念館、三保の家バージョン】
https://youtu.be/1o7J4KLtErs

百花 for Noriko Sudoh

会期
2022年3月5日(土)~ 20日(日)水曜休
時間
11:00~15:00(太平楽開店時間)
場所
落合館 足柄上郡山北町神尾田759-23 
Tel 0465-78-3190
https://ochiaikan.net/

 すどう美術館の須藤紀子副館長は、2020年1月、静かに旅立ちました。 美術をこよなく愛し、常に新しい可能性を追い求めた副館長のために、作家70名が作品を展示します。 タイトルの「百花」は文化・芸術活動などが、自由に活発に行われることを意味する「百花斉放」という言葉からとりました。 副館長が願っていた美術の未来に向かう展覧会となれば、幸いです。髙橋玉恵  

協力 すどう美術館