過去の展覧会 2025年
第27回小田原もあ展 「芽吹く」
伝統工芸×現代アート
24日(月)25日(火)休館
●ギャラリートーク
3月30日 (日) 13時~14時30分 (無料 予約不要)
作家がそれぞれの作品について語ります。





第27回「小田原もあ」展『芽吹く』の開催について
すどう美術館 館長 須藤一郎
27回目となる「小田原もあ」展が、来る3月20日(木・祝)から30日(日)まで開かれます。夏のワークショップも回数に入れるともう27回になるのですね。今回の会場は小田原市板橋の由緒ある皆春荘(山縣有朋別邸)で、新しく改装されて行われる最初の展覧会です。
ご承知の方も多いと思いますが、「小田原もあ」展は2010年に小田原市がはじめた「無尽蔵プロジェクト」の一つとして生まれたもので、「も」と「あ」は「ものづくり」と「アート」の頭文字をとっています。もう少し説明を加えますと、市から要請を受けて小田原在の寄木細工、木工、鋳金などの伝統工芸作家とすどう美術館関係の現代アート作家との展覧会なのです。
工芸作家は伝統に安住せず、現代アートの新しい面を取り入れ、アートの作家は寄木の廃材を絵の中に加えたり、鋳金とのコラボの作品を作ったりとお互いに交流しあい、刺激しあって発展してきています。
展示の場所、展示の時期を考え、今回の統一テーマは『芽吹く』としましたが、加えて新しい出発も含まれているからです。それは工芸の作家は自分が選んだアートの作家の作品や素材を、アートの作家も自分が選んだ工芸の作家の作品や素材を取り入れ、それぞれが作り上げたコラボ作品が多数含まれているのです。
たとえば、案内DMの表紙を飾る作品は寄木の太田憲さんの作品の素材に、アートの朝比奈賢さんが手を加えて作り上げたものです。ほかに寄木の露木清勝さんはアートの髙橋玉恵さんの絵を取り入れて作品を作り、アートの何人かは鋳金の柏木照之さんの風鈴の作品に自分のアートを加え一つの作品にしたりと、さまざまです。
工芸とアートの作家16名の素敵な個々の作品とともにこのコラボの作品が並ぶ今回の展覧会、多くの皆さんにお出かけいただき、楽しんでいただけますことを願っています。
なお、最終日の3月30日(日)、13時より14時30分まで、出展作家によるアーティストトークがあります。それぞれの作家の作品にかけた熱い思いなどお聞きできるチャンスです。この会にもご参加いただければと思います。
2025年2月
ご承知の方も多いと思いますが、「小田原もあ」展は2010年に小田原市がはじめた「無尽蔵プロジェクト」の一つとして生まれたもので、「も」と「あ」は「ものづくり」と「アート」の頭文字をとっています。もう少し説明を加えますと、市から要請を受けて小田原在の寄木細工、木工、鋳金などの伝統工芸作家とすどう美術館関係の現代アート作家との展覧会なのです。
工芸作家は伝統に安住せず、現代アートの新しい面を取り入れ、アートの作家は寄木の廃材を絵の中に加えたり、鋳金とのコラボの作品を作ったりとお互いに交流しあい、刺激しあって発展してきています。
展示の場所、展示の時期を考え、今回の統一テーマは『芽吹く』としましたが、加えて新しい出発も含まれているからです。それは工芸の作家は自分が選んだアートの作家の作品や素材を、アートの作家も自分が選んだ工芸の作家の作品や素材を取り入れ、それぞれが作り上げたコラボ作品が多数含まれているのです。
たとえば、案内DMの表紙を飾る作品は寄木の太田憲さんの作品の素材に、アートの朝比奈賢さんが手を加えて作り上げたものです。ほかに寄木の露木清勝さんはアートの髙橋玉恵さんの絵を取り入れて作品を作り、アートの何人かは鋳金の柏木照之さんの風鈴の作品に自分のアートを加え一つの作品にしたりと、さまざまです。
工芸とアートの作家16名の素敵な個々の作品とともにこのコラボの作品が並ぶ今回の展覧会、多くの皆さんにお出かけいただき、楽しんでいただけますことを願っています。
なお、最終日の3月30日(日)、13時より14時30分まで、出展作家によるアーティストトークがあります。それぞれの作家の作品にかけた熱い思いなどお聞きできるチャンスです。この会にもご参加いただければと思います。
2025年2月