034 副館長の入院

 去る3月19日の未明、すどう美術館の副館長(私の妻の紀子)が倒れ、救急車で病院に運ばれました。くも膜下出血との病名で同日、8時間におよぶ手術が行われ、危険な状態でした。
 しかし、数日後、思ったより早く、意識が戻り、多少の意思疎通が図れうれしかったのですが、この病気に起こりがちな頭の脳室に水がたまる水頭症の症状になり、再び意識が混濁し元気もなくなってしまいました。
 水頭症には手術が必要とのことで準備が進められていましたところ、今度は心電図に異常があり、手術に先駆け心臓カテーテルの検査が行われたのですが、その結果、心筋梗塞が認められてその処置が施され、現在はなんとか落ち着いた状況です。ただ、そのために水頭症の手術は先に延びますので、長期戦の構えとなりました。
心強いのは手足に麻痺はなく、それが大事と考えているようで、毎食、自分の手で、病院の食事を全て食べていることです。
 副館長の病気を知った多くの方からご心配やいろいろご配慮をいただき、とても感謝しておりますが、あらためて現在の病状を皆さまに知っていただいた方がいいかと思い、ご報告することとしました。
 今は半分はわかり、半分は夢や想いの世界におりますが、大勢の皆さまのお気持ちを受けて、紀子は必ず頑張って、もとどおりに復帰するものと私は信じ、見守っているところです。(5月10日)

須藤一郎



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