2022年 新年のごあいさつ

すどう美術館 館長 須藤一郎

 皆さま 新年おめでとうございます。よい年をお迎えのことと思います。
 皆さまにはいつもいろいろご支援、ご協力をいただいておりますが、どうぞ本年もよろしくお願い申しあげます。

 昨年のすどう美術館はうれしいことから始まりました。小田原でのすどう美術館の活動が評価され、小田原市より「令和2年度小田原市民功労賞」の受賞者に私が選ばれ、1月10日、受賞式が行われたのです。
 活動にご協力をいただいた皆さまのおかげであり、感謝でいっぱいです。
 さて、昨年は二つの大きなコレクション展も行なうことができました。
 一つは小田原市立小田原駅東口図書館が主催で行われた展覧会で、タイトルは「アートは心のごはん」(7月3日~7月18日)です。市民功労賞の受賞がこの展覧会につながりました。もう一つは秦野市のぎゃらりーぜんでの「すどう美術館収蔵作品展」(9月13日~9月20日)で、6回目となりました。
 なお、私の動きになりますが、8月には長野県東御市所在の梅野記念絵画館からの依頼で、「河野扶展」開催初日に講演に行ってきました。河野扶(1913~2002)さんは生前10年ほど個展開催をはじめ親交の深かった方で、当日は「河野扶の人と作品」のテーマで話をしました。
 また、文芸誌「甕星」の編集主幹から、一昨年秋、多摩美術大学美術館で開催された「須藤一郎と世界一小さい美術館ものがたり」展について寄稿を頼まれ執筆しましたが、11月に掲載誌が送られてきました。その他、「神静民報」(神奈川、静岡中心の日刊新聞)に「すどう美術館コレクション」のタイトルで作品紹介の記事も書いています。
 振り返りが長くなりましたが、本年も引き続き、ぎゃらりーぜんでの7回目となるコレクション展をはじめ、いくつか展覧会の要請を受けていますし、11年目となる「小田原もあ」(ものづくりとアートの活動)にも協力します。
引き続き講演や執筆活動も続けられればと考えております。
 なお、今年一番の関心事と思っていますのは亡妻紀子の3回忌に合わせた追悼展です。スタッフとしてすどう美術館を支えてくれてきた髙橋玉恵さんが発起人になり、その他関係者の協力を得て3月5日から20日まで行われます。
 場所はすどう美術館と関係の深い神奈川県山北町の丹沢湖のほとりにある旅館の落合館で、この展覧会には70人に及ぶ皆さんが作品を出していただけるとのことです。たいへんうれしく感謝、感激です。
 コロナの問題の先行きがまだ不透明ですが、いい1年になってほしいと心から願っています。
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