25回目となる「小田原もあ」展が、来る4月17日（水）より21日（日）まで開かれます。今回は小田原三の丸ホールの展示室を会場としてで、これまで以上に大掛かりな展示を見ていただけると出展者一同が張り切って準備を進めているところです。
　ご承知の方が多いかと思いますが、「小田原もあ」展は2010年に小田原市の「無尽蔵プロジェクト」の一つとして生まれたもので、（も）と（あ）は「ものづくり」と「アート」の頭文字をとったものです。
もう少し説明を加えますと小田原在の寄木細工、木工、鋳金などの伝統工芸作家とすどう美術館関係の現代アート作家とのコラボレーション展です。工芸作家は伝統に安住せず、現代アートの新しい面を取り入れ、アートの作家は寄木の廃材を絵の中に取り入れたり、鋳金とのコラボレーションのアート作品を作ったりとお互いに交流しあい、刺激しあって今日を迎えています。 今回の統一テーマはThis is the Odawara “MOA“！まさにその集大成となる「もあ」がこの展覧会で見られるのではないでしょうか。楽しみが湧いてきます。工芸とアートの作家15名が参加して行われます。
　リーダーは工芸側が鋳金の柏木照之さん、アート側が朝比奈賢さん。そして、当初から関わっている寄木細工の露木清勝さんと私とが顧問を務めさせていただいています。
　なお、もう一つお伝えしたいのは最終日4月21日（日）午後3時から行われる出展者それぞれによるトークです。自分の作った作品についての熱い思いが語られるのではないかと興味深々です。
　会期中、ぜひ多くの皆さんにお出かけいただき、楽しんでいただけますことを願っています。

　 2024年3月