LITTLE CHRISTMAS 版画展2012

会期
2012年12月11日(火)~23日(日)
LITTLE CHRISTMAS 版画展2012

概要
版画の楽しさ、面白さを広く知っていただくため日本各地で、同じ内容で年末に開催されている展覧会です。48人の版画作家の作品を全て一律7,000円という価格で販売しました。一室は作家のアートグッズや小作品も展示しました。

第14回若き画家たちからのメッセージ展 受賞展
野田 幸江展 「向こうがわへ ~愛のつづき~」

会期
2012年11月27日(火)~12月9日(日)
野田幸江

作家のことば
さりげない景色の中に、ありつづけるものと、去ってゆくものをうつして、
この世界や、人間のことを想っています。
みなさんが見つめている、ひとつひとつのように、
私も祈りを込めて、何かに問い、染みわたる風景を見、
あるいはそれを透かして、
そして向こうがわを見つめていきたいと思います。

出口道吉展

会期
2012年11月13日(火)~25日(日)
出口道吉

作家のことば
個展は3年5ヶ月ぶりです。この間、絵というレンズ(カメラ)を通して身近な世界をのぞきシャッターをきってきました。しかし絵は、あまりに広範な性質の代物なのでその扱いに苦慮しました。そこで視点をかえて「描く意欲」を対象にしたのはここ最近です。つまり絵のもつ具体的な物の部分を取り外してしまい、「人はなぜ絵をえがくのか」という描き手がわの抽象的な部分を扱うことにしました。絵のむこうにはたいていなんらかの具体的な世界がありますが、それをとらえるにはこのような抽象性レンズが適していると気付いたのです。

―巨大じゃがいもアート支援― 浅野修展

会期
2012年10月30日(火)~11月11日(日)
浅野修

作家のことば
東日本大震災は自然と人災の両面から恐ろしく厳しいものでありました。自然の力は厳しくもあり、時には美しい力も与えてくれます。生物は(人間も)宇宙の摂理の源で生きなければなりません。

日本は世界でも美しい自然に富んだ山脈列島であり、地形、気候、伏流水等から農産物、魚、畜産等、質に恵まれ、その質の良さが脳、精神にも影響し、まさに食文化大国の条件が揃っています。
日本人の食べ残した食料で世界の餓えた子供を救えます。但し、今、日本の食糧自給率は40%ですが、もしTPPが発足すると自給率は13%になるとも言われています。そうなると私たち日本人の身体はどうなるのでしょうか。

1000年に一度の大震災を機に、私が日頃手がけている「農業は美しい」の主題に添って、新たに「巨大じゃがいもアート」のプロジェクトに取り組むことにしました。
じゃがいもを拡大した巨大アート(およそ縦6m×横8mの大きさ2つ)を作り、食文化を主題として、日本各地の子供から高齢者まで、さらに世界にも拡げ、食に恵まれない国の子供たちも含め、100万点を目指して大勢の方に小作品を制作していただきます。そして、その小作品を巨大じゃがいもの中身として詰め込み大アートを創造表現します。出来上がったアートから今、日本や世界が措かれている食の問題の原点を検証し、社会に問いかけるための良いチャンスにしたいと思います。

なお、じゃがいもは北海道十勝めむろにある、大きなな赤レンガ倉庫の中に作られます。
このプロジェクトの協力をすどう美術館にもお願することになり楽しみにしています。

「三次元の蟻は垣根をこえる」(ものづくりデザインアート)

会期
2012年10月18日(木)~27日(日)
三次元の蟻は垣根をこえる 三次元の蟻は垣根をこえる

概要
小田原市の無尽蔵プロジェクトの一つ、「ものづくりデザインアート」。
工芸作家と現代アート作家とのコラボ展。工芸とアートの垣根はあるのか。
工芸もアートも美しいものに対する感動から始まっている。双方がその原点に立ち戻り制作した作品を展示します。

横山洋子展 (第1室)

会期
2012年10月2日(火)~14日(日)
横山洋子

作家のことば
 私達は「自然を大切に」と言いながら、その自然が少しずつ変化しているのを感じています。
 3月11日に発生した大震災や、それに伴う原発災害を目の当たりにした時、現在の私達が「自然」と共存する為の感覚の麻痺と思考力の停滞状態にたいして鳴らされた警鐘ではないかと思いました。
 この度の作品は現在の私の心境です。表面だけでなく、作品の奥にある何かをも感じていただき、共にもう一度自分達のあるべき姿を見つめたいと思います。

ノグチセツ子展 (第2室)

会期
2012年10月2日(火)~14日(日)
横山洋子

作家のことば
 ひたすら手を動かし、その作業中での"ひらめき"を大事にして具体化しています。今回は"動く"ことに興味がありました。
 オリンピック開催、種々の政治的不安などが渦巻いて刺激的な事が多く無関心でいられなかった夏。真夏の太陽が照りつける部屋での制作中、時々暑さを忘れるような時間ー奇跡的な時ーがありました。この至極のような時間の結果は作品として表われるのだと思います。

第14回若き画家たちからのメッセージ展 受賞展
諸貫きよ恵展

会期
2012年9月18日(火)~30日(日)
諸貫きよ恵

作家のことば
鉄で野菜を作っています。 野菜の形に心惹かれるからです。 たかが野菜、されど野菜。 かぼちゃのぎゅっと詰まった形、 トマトのぱんっと張った形、 エリンギのなめらかな曲線、 それらの当たり前の形態は、キリンの首が長いように、説得力があり、そして存在感があります。何日もかけて鉄を叩くだけの魅力があります。 ただただ、夢中でその形態を追う事で、野菜の寡黙な存在感を表現できれば、と思っています。

周 平展

会期
2012年9月4日(土)~16日(日)
周平

作家のことば
「遊ぶ人・糸Ⅱ」は、「遊ぶ人・糸」のシリーズをさらに深める作品集です。
「遊ぶ」は、ある意味で自分の居場所を探し、確認する行動の一つです。それは、自分の意識の中で真実と幻惑、あるいは虚誕の世界に遊ぶということです。
遊ぶ人は、閉ざされた空間の非論理的な、出鱈目な遊ぶ世界の中に居て、糸を使い、色々な形で自分は文化人の行く道について質問し、本当の自由と希望および唯一真理を探し出したいです。
彼らは、自我感覚を入れ込んだ「糸」で、非現実的な空間や出鱈目な落とし穴や、複雑な結びなどを創ったり、また分解したり遊びの中で新たな可能性、新しい存在する形を発見したいと思いました。

山口敏郎展

会期
2012年8月18日(土)~9月2日(日)
山口敏郎

一室いっぱいに飾られる立体的な小作品の他、長い経験に裏打ちされた、重厚な作品が展示されます。
このあと、9月14日からはトリノ(イタリア)で大きな展覧会が予定されています。

※同時開催「山口敏郎展記憶の種」
8月29日(水)~9月8日(土)火曜休
10:00?18:00(最終日 ?17:00)
ギャラリー ぜん 秦野市立野台1-2-5 十全堂ビル2F (TEL 0465-83-4031)

長友紀子展

会期
2012年7月24日(火)?8月5日(日)
長友紀子

現在奈良に在住し、活動している作家です。
京都芸大卒業記念展をすどう美術館(銀座)で開催したのをきっかけに、個展、グループ展、海外のアートフェアなどへ出品しています。
墨や鉛筆を使っての作品。会期中、「世界一小さい映画祭」が開催されます。

第15回 若き画家たちからのメッセージ展

会期
2012年7月7日(土)?22日(日)
若き画家たちからのメッセージ展

毎年開催している「 若き画家たちからのメッセージ展 」、今回は15回目の記念展です。
公募し、館長が1人1人面接して選び、それから出品作を制作、展示します。
本年もそれぞれ個性的で、将来が期待できる作家が選出されました。ご期待ください。

出展作家
安齋歩見 石田勝也 大川雅大 岡野珠里 小川郁子 黒澤新 清水千尋  千田智子 豊田小太郎
宮嶋結香 守谷めぐみ 山口真理子

菅創吉展

会期
2012年6月19日(火)~7月1日(日)
菅創吉

「JOY」80x65cm 油彩 1972年

多くの皆さまからご要望をいただき、すどう美術館のコレクションの中心となる菅創吉(1905-1982)の作品を久しぶりに展示いたしました。ユーモアと人間味に溢れ、「私は人間が好きなんです」と言っていた菅創吉の全貌をあらためてご覧いただきました。

海辺の寓話 ― 加藤肇司 ・ 2012

会期
2012年6月2日(火)~17日(日)

作家のことば
3.11以後、より深く「存在の危うさ」ということを意識するようになった。今回、特に意図してそうなったというのではないが、すべての作品が「在ることと無いこと」の寓話的な表現になってしまった。(これは、どういうことなのだろうか。)自分にとって、あらたな方法による紙の仕事を展示します。

名まえのない絵 : きだまりの10人展

会期
2012年6月2日(火)~17日(日)

出展作家
野口佳代子、羽田利江、小野博子、尾崎道子、俵芳恵、糟谷友子、三浦眸、菊地幸子、西塔真知子、片岡良子

人知れず野に咲く花を「名も無い草」という言い方があるが、絵にもそういう風情のものがある。絵は、人と出会い発見されて名まえをつけられる。そのとき、はじめて絵は「絵」となるのである。
游画会で一緒に絵を学んでいる10人の作品展です。見る悦びに充ちた展覧会であることを願っています。
加藤肇司

第8回 OPINION OF ART

会期
2012年5月8日(火)~27日(日)

出展作家
朝比奈 賢、石原瑞穂、阿部尊美、伊藤あずさ、皆藤由美子、加藤肇司、金子牧、北崎洋子、佐部利典彦、鷲見綱一、高橋玉恵、利根川佳江、宮塚春美、和田奈緒美、リリアン クスカ

OPINION OF ARTは、美術のあるべき方向を探り新しい風を送りたい、と企画している展覧会です。
本展に先立ち、被災地岩手県大槌町、山田町で「東日本げんきアートプロジェクト」として展覧会を開催(4/27~5/4)し、多くの被災者の方にも見ていただきました。

「月の光の中で」?高木敏行の世界展?

会期
2012年3月27日(火)~4月8日(日)

「作家のことば」
月に憑かれて早くも30数年。作品のタイトル「月の光の中で」をずっと発表してきたが、いまだに厭きることがない。古今月への憧憬は多くの詩人歌人の主たるテーマでもあり、私の表現の源泉である。
万物も冷たく照らし輝かせ、人の世の無情も刻の移ろいも静かに見守り癒し融かしてゆく、この美に出会い表現者として創作出来ることは至福であり又試行錯誤の連続である。

Gエンジェルチャリティ展(第4展示室にて)

会期
2012年3月6日(火)~25日(日)

出展作家
阿部尊美、伊藤あずさ、皆藤由美子、髙橋玉恵、利根川佳江、宮塚春美、和田奈緒美

すどう美術館が事務局となり、震災の被災地支援を行う「東日本げんきアートプロジェクト」その活動に関わる7名の女性作家の展覧会です。作品を1万円で販売し、売上の一部をその活動資金に充てました。

北村善子展

会期
2012年3月6日(火)~18日(日)

「作家のことば」
「すきま、ゆきき」
雲のすきまから射し込む光
あちら側とこちら側の世界を行き交う
隙間や溶解領域に魅了され
制作を続けています。

Exhibition ARIO in 天山

会期
2012年2月21日(火)~3月10日(土)
会場
天山湯治郷中庭 ギャラリースペース「風だより」

昨年11月のアーティスト レジデンス in 小田原で制作された作品を箱根天山湯治郷内のギャラリースペース「風だより」にて展示しました。

「神話」ホルモン関根絵画展

会期
2012年2月25日(土)~3月4日(日)

「作家のことば」
個展「神話」に添えて

一曲の歌では、伝えきれない。
一編の詩では、言いあらわせない。
一枚の絵では、とても語り尽くせない。

神話はどこに行った?
ある時、こつ然とその姿を消してしまった。

言いたいことがたくさんあるのに。
聞きたいことがたくさんあるのに。
中島由夫画伯のご縁で今回の展覧会につながった。
今まで自分の身の回りに起きたことは、
すべて大きな宇宙の流れの中で吸い寄せられ、
引き寄せられてきたように思えてならない。

昔の人は、それを神の仕業とあがめた。
今、自分はそれを「愛」の力だと信じたい。

Exhibition ARIO

会期
2012年1月28日(土)~2月19日(日)
Exhibition ARIO

出展作家
朝比奈賢/高柳麻美子/たきのたかき/野口節子/ノモトヒロシ/横井山泰/ Ana Alvarez(スペイン)/Matteo Boato(イタリア) /Klemen Brun(スロベニア)Heidemarie Kohlmaier(オーストリア)/Jesse Magee(アメリカ)/Katharina Morth(オーストリア)/

第4回 新春をひらく 心-KOKORO-展

会期
2012年1月7日(土)~22日(日)
次回の展覧会

出展作家
朝比奈賢/阿部尊美/石川秀香/石田勝也/伊藤あずさ/伊藤聖治/入江清美/小形香代子/岡野里香/岡村朝子/岡村敬子/皆藤由美子/加藤肇司/金子牧/カワシマトモエ/木村由美子/牛腸まり子/久保進/小林雅司/近藤美智子/佐部利典彦/下川大輔/下条幸子/下千映子/庄司光里 /須貝仁/杉山佐和子/鈴木勇人/鷲見綱一/仙仁司/袖子田万里子/高垣真理/髙橋玉恵/高橋房子/髙柳麻美子/橘良子/田中太賀志/出口道吉/徳澤姫代/利根川佳江/中井秀樹/中川セツ子/中野牧/野口節子/ノモトヒロシ/花島平/深尾良子/福田澄子/舩坂芳助/牧野由理/マリアレイア/水口孝一/三竹康子/宮塚春美/三輪義信/横井山泰/横山洋子/吉部祐子/和田奈緒美